ブランドの方向性の定義と、コミュニケーション指標や戦略の道筋立て、 オンライン・オフラインでのクリエイティブコントロールが課題でした。

コンセプト開発に始まり、ロゴやパッケージのデザインといったブランドを形作る要素の設計、商品撮影ディレクション、ECサイトのアートディレクション、デザイン、運用サポートなどを実行しました。また、ブランド内・外のデザイナーがブランドイメージに沿ったクリエイティブ制作を自ら行えるよう、ブランドレギュレーションの策定も行いました。

ブランド理念を元に策定した「ENJOY（たのしむ）」というキーワードを生かし、想像力を掻き立てるロゴとパッケージデザインを開発しました。ロゴの丸・三角・四角のモチーフは、遊び心を象徴する積み木から着想を得ています。新しい世界を描写する「鉛筆」を連想する形でもあり、見方によっては顔にも見えるような、シンプルながらも楽しさを感じるデザインを意識しました。詰合せギフトのパッケージとショップバックは、華やかな色彩に加え、ポップさやキャッチーさを思わせる幾何学的なモチーフを大胆に構成し、お菓子の楽しさを表現しています。

カメラマン選定から撮影ディレクションまで、一貫してプロデュースしました。既存ブランド「梅林堂」と明確な差別化を図るため、ワクワクさせるような構図や角度を探り、お菓子の魅力的な見せ方を追求しています。美味しさに加え、楽しさや面白さを感じさせるKV、商品写真を目指しました。

ブランドのテーマカラーである赤色を効果的に用い、色とりどりのお菓子を生かすことで、楽しげな世界観を訴求するページデザインを追求しました。サイト中央部ではお菓子の見せ方にこだわり抜いた商品写真をスライダーで並べ、視覚的な面白さや斬新さを表現しています。洋菓子・和菓子の魅力を融合した製品を生かした、遊び心のあるデザインとなっています。